老化研究からのイノベーション

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慶應義塾大学眼科の坪田一男教授の特別講演です。坪田教授の講演はドライアイ研究会やドライシンドローム学会で何度も聞きましたが、いつもがらっと違った話をされます。今回は老化の話と近眼の話でした。

LEDの光はブルーライトが中心でライトの周縁に黄色の塗料を塗って光の3原色を作るそうです。ブルーライトは網膜の光感受性神経節細胞ipRGCの光受容蛋白質OPN4が信号として感知します。OPN4から脳に送られた信号は体内時計の調整に影響し、これが乱れると生活習慣病やうつを引き起こします。

バイオレットライトはOPN5で感知され、近視の進行を抑制します。近視の人が眼鏡をかけているとレンズがバイオレットライトを遮り、結果的に近視が進行しやすくなります。坪田教授は大学発のベンチャー企業「坪田ラボ」の代表取締役社長を兼任していて、バイオレットライトを通す眼鏡を開発しOEMとして市場に提供しています。また、バイオレットライトを出して網膜を刺激する眼鏡の開発中でもあります。

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