ミゾホウズキ

金剛山の千早本道で咲いていました。花の背後に長い花筒が見えますが、花が咲いた後にこの部分にホウズキに似た実が付きます。

パン作り

月曜日担当の辰巳先生は、お休みの日パン作りにはまっています。

記憶

神経科学的に記憶のメカニズムをまとめると、神経細胞の興奮状態(脱分極)が障害の長きにわたって持続することがあるということです。この状態を神経の可塑的変化といいます(神経の可塑的状態はこのほかにもあります)。

筋肉や血管の細胞が脱分極を続けると、攣縮(スパズム)という病的な状態となります。しかし、神経細胞ではこれが生理的な状態として生じ、脳のどこかで記憶として残るということです。

海馬は記憶をつかさどる場所とされていますが、海馬の神経細胞で長期の可塑的変化が起こるわけではありません。記憶に残るような刺激が脳に入る際に、海馬が中間的な役割を果たし、最終的には聴覚野、視覚野、味覚野などに保存されます。思考の記憶がどこに記録されるのかについては、この本では言及されていません。前頭前野かもしれませんが、いまのところ、部位が解明されていないのかもしれません。

記憶

ミツバチグリ

金剛山の山頂近くで咲いていました。地面を這うように伸びる性質がある黄色い花です。

ミツバチグリ

ミツバチグリ

立体マスク

今年新たに始めたことというとマスク作りです。しかも立体にチャレンジしました。

グルタミン酸とアセチルコリン

神経伝達物質にはさまざまなものがあります。中枢ではグルタミン酸が、末梢ではアセチルコリンが働きますが、下等生物ではこの関係が逆転します。中枢でアセチルコリンが働き、末梢でグルタミン酸が働きます。

この違いを利用した薬の一つにイベルメクチンがあります。この薬は2015年のノーベル生理学医学賞を受賞した大村智先生が発見しました。マクロライド系の抗生物質ですが、呼吸器感染症などの細菌感染には効果がありません。しかし、線虫やフィラリアなどの駆虫剤として効果があり、多くの人の命を救いました。

イベルメクチンは寄生虫の末梢神経細胞や筋細胞のグルタミン酸作動性塩素チャンネルに結合し、神経や筋肉を麻痺させて寄生虫を殺します。一方で、イベルメクチンを服用したヒトには無害です。血液脳関門があるために、イベルメクチンは中枢のグルタミン酸には影響しないからです。

イベルメクチンは新型コロナ治療薬としても試されています。グルタミン酸に関連する効果とは別に、コロナウイルスがヒトの細胞の核内に侵入する部分でこれを阻害するようです。

身体的自己制御法

自律訓練法とは、自律神経のバランスを回復させる治療法のひとつで、体調を整える効果があります。また、自律神経の機能が正常になると、血流がよくなって皮膚温度が上昇、呼吸が落ち着き、胃腸の働きもアップして健康状態が回復します。

手順

まず、ゆったりとした姿勢で深呼吸し、できるだけリラックスしましょう。

  • 第1公式(四肢の重感) : 手足が重たい
  • 第2公式(四肢の温感) : 手足が温かい
  • 第3公式(心臓調整)  : 心臓が静かに脈打っている
  • 第4公式(呼吸調整)  : 楽に呼吸している
  • 第5公式(腹部温感)  : お腹が温かい
  • 第6公式(額涼感)    : 額が心地よく涼しい

最後に伸びをし、首や肩を回して気分をすっきりさせて終了です。

NMDAとAMPA

グルタミン酸はアミノ酸のひとつですが、脳の神経細胞を興奮させる働きがある神経伝達物質でもあります。シナプス後細胞に発現するイオンチャンネル型グルタミン酸受容体にはNMDA受容体やAMPA受容体は神経科学の論文にたびたび登場します。

NMDAはN-メチル-D-アスパラギン酸(N-methyl-D-aspartic acid)の略であり、AMPAはα-アミノ-3-ヒドロキシ-5-メチル-4-イソオキサゾールプロピオン酸(α-amino-3-hydroxy-5methyl-isoxazole-4-propionate)の略です。NMDA受容体やAMPA受容体は脳に実在するので、NMDAやAMPAも当然脳に実在するものと思っていました。ところがそうではないようです。NMDAやAMPAも人工的に作られたそうです。なぜそんなことになっているのか、私にはわかりません。

NMDA受容体に関しては私が運営する口腔外科のサイトでも解説しています。https://www.koku-naika.com/p2159nmda.html

星野ブランコ

交野市から来院されている患者様にお勧めしていただいたハイキングコースです。コロナで閉鎖されていて行けず、長雨で行けずやっと先週行けました。2歳の子供にはなかなかのハードな山道でしたが、吊り橋からの景色は爽快でした。

MTA(ミネラル三酸化物集合体)

虫歯が進行して歯の神経(歯髄)に近づくと、虫歯菌が歯髄に侵入しようとします。これに対して生体は防御反応を示し、虫歯に近接する歯髄の表面部分が硬い歯質(象牙質)に変化してバリアーを築きます。これらの反応を助けるのが、カルシウムなどのミネラルを豊富に含むMTAというセメントです。

MTAとは歯の治療に用いるケイ酸カルシウムを主成分としたセメントの一種で、大変高価で保険適応外の材料ですが、他のセメントにはない優れた性質を持っています。ちなみにMTAとはMineral Trioxide Aggregateの略で、直訳するとミネラル三酸化物集合体となります。

MTAの持つ強いアルカリ性が歯髄の細胞を刺激し、補綴象牙質が形成されます。そのパワーは保険適応の覆髄剤である水酸化カルシウムよりも強く、殺菌作用もあります。

MTAは覆髄剤として用いられるだけでなく、穿孔封鎖剤、根管充填剤、逆根管充填剤としても優秀で、上質な自費治療には必要不可欠な材料です。