慢性口腔顔面痛の分類

改訂版として発行された慢性疼痛治療ガイドライン2021では三叉神経痛、口腔灼熱症候群持続性特発性歯痛に関するクリニカルクエッションが各4個解説されています。y6

慢性一次性口腔顔面痛
口腔灼熱症候群
持続性特発性歯痛
持続性特発性顔面痛

慢性二次性口腔顔面痛
歯科疾患に由来する慢性疼痛
原因の明らかな顎関節痛
三叉神経痛
神経障害性疼痛(三叉神経・舌咽神経に由来する)
機能性頭痛に伴う口腔顔面痛

定期健診で歯とお口のメンテナンスを!

当クリニックでは、定期健診を利用した歯とお口のメンテナンスをお勧めしています。メンテナンスとは、定期的な歯のクリーニングと歯磨き指導、そして虫歯や歯周病をはじめとした口腔内の病気のチェックを行うことです。つまり、自分の歯とお口を健康な状態で長持ちさせるために、積極的に行うケアをいいます。しかしながら、この領域は各医院で相当なレベル差があることから、実際のところメンテナンスの効果がわからないという人がたくさんいることも確かです。

そこで、2004年に発表されたアクセルソンのデータを用いて検証したところ、メンテナンスが歯を長持ちさせるために大変効果的だという結論が出ました。

総括すると、虫歯の「本当の原因」を取り除くために必要となるのがメンテナンスであるといえます。メンテナンスの効果を最大限に引き出すためには、何よりも患者様ご自身に知識を身に付けていただくことが必要です。そして、ご自身の歯とお口への意識を高めるとともに、定期健診を利用して積極的な姿勢で口腔ケアに取り組みましょう。

クコ

白浜の海岸沿いで咲いていました。クコの実は中華料理の味付けに使われます。実を乾燥させたものが生薬の枸杞子であり、腎陰や血を補います。

肩こり

肩こり
慢性疼痛診療ガイドライン2021では慢性腰痛、頭痛、口腔顔面痛、帯状疱疹後神経痛など、疼痛ごとに章立てされています。その中でユニークなのは肩こりの章が設けられていることです。このガイドラインは日本語版と英語版がありますが、英語版ではChronic Neck and Shoulder Pain (Katakori) と表記されています。肩こりはPainではありませんが、英語では表現しようがないのでしょう。

肩こりの診断、治療、予防についてクリニカルクエッションが挙げられていますが、エビデンスに乏しくて推奨されているものはありません。

肩こりの診断・評価
多裂筋、頭頂筋、頭半棘筋の体積減少
僧帽筋血流量や酸素化ヘモグロビンの減少

肩こりの治療
NSAIDs貼付薬
トリガーポイント注射
運動療法(筋力増強運動、柔軟性運動、有酸素運動、ヨガ、ピラティス)
低出力レーザー
鍼治療
認知行動療法、心理教育

肩こりの予防
運動介入

知覚過敏治療3DS

歯がしみる場合、その歯が虫歯になっている可能性があります。その一方、全体的にどの歯もしみる場合は知覚過敏の可能性が高いといえるでしょう。知覚過敏に対しては知覚過敏用の薬剤を歯面に塗布したり、専用の歯磨き粉を使用することにより、症状が改善します。また、歯ぎしりや食いしばりが知覚過敏を起こしやすいため、これらへの対処も欠かせません。

どんなにケアを繰り返しても一向に改善しない頑固な知覚過敏には、知覚過敏用の3DSが有効です。専用トレーに知覚過敏用ジェル(UltraEZ)を塗って歯に装着すると歯面にジェルがしっかりと浸透し、知覚過敏を改善することができます。

アオゲイトウ

ヒユ科ヒユ属アオゲイトウ
中川郡池田町の草むらで咲いていました。北アメリカの帰化植物で、明治時代に入ってきました。

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フッ素洗口の具体的方法とは

前述の通り、わが国では「8020運動」に欠かせない虫歯予防法として、主に各自治体が中心となって、フッ素洗口の普及を推進してきました。フッ素洗口法は、飲み込まずに吐き出せる年齢、つまり4歳ぐらいの幼児から老人まで広く適用できる虫歯予防・再発防止法です。特に、4歳から14歳(中学生)まで継続して行うことが重要ですが、その年代を過ぎても、フッ素は生涯にわたって歯に対して効果を発揮します。そして、歯科医師の指導下において適切な方法で行う限り、身体の弱い方や障害を持つ方、アレルギー体質の方であっても、年代を問わず安全に利用でき、腎臓病の方にも虫歯予防法としてお勧めできる安全な方法です。さらに、虫歯の治療後の再発防止や、歯列矯正装置を付けた児童の口腔衛生管理など、特に虫歯リスクの気になる人に対して有効です。

フッ素洗口は歯科医院や学校施設でも行いますが、家庭で行うセルフケアは虫歯の予防効果が高くかつ安全で、費用効果もよいためお勧めです。家庭で行うフッ素洗口法は、必ず歯科の指示に従って、保護者が薬剤を管理することが原則です。

またいうまでもなく、歯科で具体的な方法や期待できる効果、そして安全性などについて十分に説明を受けること(インフォームドコンセント)が必要となります。

フッ素洗口には、1週間に5回行う「週5回法」と高濃度な洗口液を使用する「週1回法」があります。いずれの場合も、1回に付き5~10mlの洗口液を口に含んで、約30秒間ブクブクうがいをします。このとき、座って下を向いた姿勢で行うと、すべての歯にまんべんなく洗口液が行きわたります。また注意点として、洗口後30分間はうがいや飲食を控えましょう。

フッ素洗口法は他のフッ素入り製品、たとえばフッ素配合歯みがき粉などと併用しても、過剰摂取にはならないため安心です。安全性が高く、虫歯予防にも治療後の再発防止にも効果的なフッ素洗口法は、ぜひ実践していただきたいお勧めの虫歯対策です。

キツネノボタン

キンポウゲ科キンポウゲ属キツネノボタン
京都市西京区大原野外畑の道端で咲いていました。草全体に毒があります。

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慢性疼痛治療ガイドライン2021

初版の発刊後3年を経て刊行された改訂版ですが、発行主体は厚生労働省の慢性疼痛治療ガイドライン作成ワーキンググループです。制作・編集にかかわったのは、初版の日本疼痛学会,日本ペインク リニック学会,日本慢性疼痛学会,日本運動器疼痛学会,日本腰痛学会,日本口腔顔面痛学会,日本ペインリハビリテーション学会の計7学会から、全日本鍼灸学会、日本頭痛学会、日本線維筋痛症学会が加わり、10学会となりました。

 

ページ数は125ページから256ページに増え、クリニカルクエッションは51個から135個に増えました。章立ても6章から17章に増え、口腔顔面痛の章も加わりました。口腔顔面痛の章は13個のクリニカルクエッションが解説されています。

タテヤマウツボグサ

シソ科ウツボグサ属タテヤマウツボグサ
清里高原の草むらで咲いていました。鮮やかな青紫色の唇形花が赤紫色の花穂につく高山植物です。ウツボグサは葉柄がありますが、タテヤマウツボグサの葉は直接茎につきます。

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