アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)

痛みに対してACTでは6つのコアプロセスを進めます。

体験の回避
痛みに対する回避行動、疼痛行動

認知的フュージョン
「痛み」という言葉に縛られた状態で、言葉と距離を取るようにする。

注意を柔軟に
今、ここで、痛みがどの程度あるのかを客観的にみられない状態

観念としての自己から文脈としての自己へ
「私は痛みから逃れられない」と考え、客観的に痛みを観察することができない状態

混乱した価値を明確化する
「痛みを取り除く」ということよりも、「自分らしく生きる」といった本来の価値を大事にする。

行為の欠如、衝動性、回避の持続からコミットされた行為へ
痛みに縛られた生活から、生き生きとしたアクションに取り組む。

 

キツリフネ

ツリフネソウ科ツリフネソウ属キツリフネ

金剛山の登山道で咲いていました。ツリフネソウとよく似ていますが、黄色い花であること、距の先端が巻かないことが違いです。

 

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歯科で治療する口腔疾患

昨年、耳鼻咽喉科・頭頚部外科の情報専門誌「JOHNS」から依頼があり、「口腔の感覚異常の病態と治療 口臭症」と題した記事を執筆しました。先日、2度目の執筆依頼が届きました。今度はどのような内容の記事でもよいそうです。口腔疾患は歯科でも耳鼻咽喉科でも診ますが、耳鼻咽喉科ではできなくて歯科ではできる治療内容を紹介してみようと考えています。

左右どちらも噛み合わせができなくなってしまいました

大変悩んでおりご相談させて頂きます。以前より歯の噛み合わせが悪く、右側は少し浮いた状態で噛み合っておらず、左下6番目と7番目だけで、噛んでいる状態でした。
ところが左の奥歯下7番目の歯の虫歯がひどくなり、被せられないので、大学病院で歯を上に引き上げる治療をすることになりました。その引き上げる為の器具を取り付ける際に、左下6番目の歯と、その対になる上の歯、上下ともかなり削られてしまい、左右どちらも噛み合わせができなくなってしまいました。右側は元々噛み合っていなかったし、左の唯一の噛み合っていたところは削ってしまったので、噛み合わせを元に戻すことはできないんではととても不安です。このような状態を治療することは可能でしょうか。

回答
左側上下6番の歯で噛み合っていたということであれば、残念ながら噛み合わせの状況はかなり悪いと言えます。少しでも多くの歯が噛み合う方が望ましいのです。
さて、唯一噛み合っていた部分を削ったことにより、左右双方とも噛み合わせが不可能になったということですが、それでもどこかでは噛み合っているはずです。現在噛み合っている部分か、過去に噛み合っていた部分かのいずれかを参考にして、噛み合わせの状態を改善していくことになるでしょう。

カリエスチェック

「カリエスチェック」は、虫歯の取り残しと削りすぎを防ぐ虫歯検知液です。虫歯菌に感染している象牙質の第1層(外層)のみが染色され、第2層(内層)や虫歯でない正常層は色が変わらないため、赤く染まった部分を全て削り取ることにより、確実に虫歯を取り除くことができます。また、染色された第1層(外層)には知覚がないため、虫歯の無痛修復が可能なのです。

「カリエスチェック」は、虫歯の取り残しと削りすぎを防ぐ虫歯検知液です。虫歯菌に感染している象牙質の第1層(外層)のみが染色され、第2層(内層)や虫歯でない正常層は色が変わらないため、赤く染まった部分を全て削り取ることにより、確実に虫歯を取り除くことができます。また、染色された第1層(外層)には知覚がないため、虫歯の無痛修復が可能なのです。

幼少時の体験

慢性疼痛の特徴は、幼少時の体験から大きな悪影響を受けることです。

過活動
まだ幼い頃、自由闊達に振舞うことを許されなかった。素早く臨機応変に行動しない人間には将来性がない、との考えを刷り込まれた。学業や運動の成績が振るわず、親から叱責を受け続けた。常に一生懸命努力する習性が身についた。じっとしていると幼少期の虐待やいじめの記憶がよみがえる。罪悪感に苛まれることを避けるため、意識的に忙しくしている。

過剰適応
親のしつけが厳しく、何事にも「はい」と言いつけを守るよう心掛け、気に入られようとした。虐待やいじめを耐え抜くため、いかなる理不尽なことにも適応し、やり遂げようと努力した。

失感情症
厳格なしつけ、虐待、いじめを体験したことにより、感情を押し殺すようになった。そのうち、自分のありのままの感情がわからなくなり、人に伝えることが困難になった。

痛みの破局化
「痛みのことばかり考えてしまう」「実際よりも痛みを深刻にとらえてしまう」「痛みをコントロールできないと考えてしまう」。これらは破局化という誤った思考様式で、幼少時のつらい経験によって形成されやすくなります。

自己主張障害
支配的な親の言いなりになり、言いたいことが言えなくなったり、逆に攻撃的な物言いになったりします。

同胞葛藤
親から差別されることにより、不公平感を持ち続けたり、自己肯定感が低下したりします。

愛着障害
親にかまってもらえなかったり、逆に過干渉であったりすると、長じて人間関係で悩みやすい傾向が見られます。人と接することが怖くなり、自分ひとりで過ごすことが多くなると、良好な人間関係を築きにくくなります。

マインドフルネスのプロトコール

熊本大学方式のマインドフルネストレーニングが紹介されています。
1.    呼吸法
2.    観察訓練
3.    価値判断しない態度と集中訓練
4.    ボディースキャン
5.    楽しいことを意識する
6.    嫌なことを意識する
7.    難しい人間関係を意識する
8.    まとめ

マインドフルネスのプロトコール

電子署名

歯磨き粉を販売する会社と契約を結ぶ案件がありました。営業の方とはメールでのやり取りを何度か行い、契約書の内容も確認しました。契約書への署名や押印もWEB上で完了し、結局営業の方とは一度も会わずに、契約が完了しました。コロナ禍で、時代の変化を一つ実感できました。

 https://vimeo.com/163784995

ICSモデル

マインドフルネス瞑想は痛みに対する注目を軽減し、生活の質を上げる効果があります。その効果を説明する理論にICSモデル(認知的下位システムの相互作用モデル)があります。

ICSモデルは痛みに伴い自動思考が生じて悪循環が生じる認知的ループと情動が生じて悪循環が生じる感覚的ループからなります。この2つのループはその後に乗り入れて、痛みが生じていないときにも痛みに関するネガティブな情報処理を進め、痛みに関わる高次の命題を強固にします。

マインドフルネスな心の態度は、この2つのループの結節点に働きかけ、痛みに関わる高次の命題の活性化を抑制します。

Barnard, Philip J., and John D. Teasdale. “Interacting cognitive subsystems: A systemic approach to cognitive-affective interaction and change.” Cognition & Emotion 5.1 (1991): 1-39.

https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/02699939108411021

ICSモデル

口を大きく開けるとカクンとなります

【質問】
以前から口を大きく開けるとカクンとなります。昨夜から痛みが出てきました。食事は、普通にできます。どのような病気の疑いがありますか?よろしくお願いします

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
耳の穴のすぐ前に顎関節があり、下顎の骨(下顎骨)と頭蓋骨(の一部の側頭骨)のつなぎ目になっています。この関節の内部の骨と骨の間に「関節円板」という靭帯組織があり、クッションのような役割を果たしています。

歯ぎしりや食いしばりがあると、この関節円板が前にずれて(前方転位)、カクンという音がするようになります。この現象を「クリッキング」といいます。クリッキング自体は多くの人に見られ、音がするだけであれば治療の必要はありませんが、口を開け閉めする際に痛みが生じる場合は治療が必要となります。これが顎関節症です。

カクンという音はクリッキングである可能性が高いと推察しますが、他の理由から生じているのかもしれません。顎関節を作る下顎骨の先端部分を下顎突起といい、前方に下顎骨の筋突起があります。この筋突起が大きくなり過ぎると(筋突起過成長、筋突起過形成)、開口時に胸骨とぶつかって音が鳴ることがあります。ぶつかる衝撃や開きにくいのに無理に開けようとすることで痛みが出ることもあります。下顎突起やその周辺部が骨折した場合は、折れた骨同士がこすれて音がして痛みます。

カクンという音はクリッキングで、痛みは別の理由で生じているのかもしれません。顎関節が細菌感染して化膿性顎関節炎や耳下腺炎、中耳炎や外耳炎が生じて可能性も考えられます。