医学中国語6

失当    適当でない
早孕    妊娠初期
干浄    きれいな
怕     恐れる
喷嚏    くしゃみ
病家    患者と家族
楚     苦痛
乃     ~である
胶囊    カプセル
干糖浆   ドライシロップ
住院    入院
調理    養生
重身    妊娠
逐然    ゆっくり
似     ~のようである
剛     ~したばかり
不敢    (思い切って)~しようとは思わない
貿然    軽率に
一再    何度も
遵循    従う
殞     死ぬ
不論    ~にかかわらず
只要    ~しさえすれば
得以    ~することができる
渾身    全身
涔涔    (汗を)ぐっしょりとかく
趨緩    回復に向かう
較為    比較的

ツルチョウチンゴケ

大原野森林公園で見かけました。

唾液の分泌促進

ドライマウスの症状の緩和には、様々な方法があります。内服薬ではサリグレン、エポザック、サラジェンといった内服薬があります。今のところシェーグレン症候群や放射線治療後のドライマウス以外には保険が適用されないため注意が必要です。

口腔ジスキネジアの治療薬

顎ががくがくと勝手に動く病気が口腔ジスキネジアです。統合失調症や認知症などで生じたり、抗精神病薬や抗パーキンソン病薬などの副作用で生じたりするとされています。京都大学約学研究科の研究者の論文ですが、コロナワクチン接種後の発熱に対しても用いられるアセトアミノフェンによって口腔ジスキネジアが抑えられることがわかりました。

これはビッグデータ解析を用いて見つけ出したものです。全国のヒト副作用データベースと診療報酬請求記録(レセプト)のデータを調べました。その後、動物実験でもその効果を確認済みです。

Nagaoka, Koki, et al. “Striatal TRPV1 activation by acetaminophen ameliorates dopamine D 2 receptor antagonist–induced orofacial dyskinesia.” JCI insight 6.10 (2021).

https://insight.jci.org/articles/view/145632/pdf

スペクトロシェード

虫歯で失われた歯を復元するためには、形態だけでなく色も元通りに戻さなければなりません。それには歯の色を正確に判定し、たくさんの材料の中から一番近い色を選んで使用する必要があります。スペクトロシェードは正確に色を判定する専用の機械で、元の歯の状態を再現するために欠かせない精密さを備えています。

ツルタチツボスミレ

スミレ科スミレ属ツルタチツボスミレ
氷ノ山の登山口で咲いていました。本州の日本海側の寒冷地に分布します。蔓を出して地表を張って広がります。

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ツートラム

抜歯後の鎮痛にも使用可能なトラムセットはトラマドールとアセトアミノフェンの合剤です。私の場合はトラムセットを抜歯後に使う場合もありますが、主に慢性疼痛に対して使用します。トラムセットの片割れのトラマドールも慢性疼痛に用いますが、こちらは抜歯後疼痛には使えません。

トラマドール(商品名はトラマール)は半減期が短くて1日4回内服する必要があります。服用回数を減らせる薬として2015年に登場したのがワントラムです。これは徐放性があり、1日1回の内服で済みます。しかし、問題がないわけではありませんでした。

ワントラムは徐放性のため、高価発現までに時間がかかります。また、次の服用前には大部分がなくなっているために、薬が切れてくる時間帯があります。このような問題を解消するため、2021年1月に使用開始されたのがツートラムです。この薬は速放部と徐放部の2層構造になっていて、素早く効き始め長く効きます。このため、1日2回の内服で安定して効き目があります。

拡大鏡「miCDルーペ」

強酸性水やアルコール消毒剤よりも高い除菌・殺菌力を誇るソフト酸化水生成器です。アクエスで手指と器具を徹底清浄することにより、院内感染を防止しています。
拡大鏡(ルーペ)を用いることにより、歯を細部まで拡大して見ることができます。肉眼ではわかりにくい異常や問題点だけでなく、治療の仕上がりや点検にも大変役立ちます。

う蝕診断システム「Qrayシリーズ」

細菌、カビ菌を徹底退治して空気をクリーン化、そして院内感染を防止します。口臭、体臭、薬品臭、それに歯医者独特のあのニオイも一切ありません。花粉症の患者様にも効果抜群です。高原のように澄んだ空気のクリニックで居眠りしたくなりますよ。
Qrayシステムは光を当てるだけで虫歯を見つけることができます。虫歯だけでなく、プラーク(歯垢)や歯石、歯に充填されているレジン、セラミック、歯の破折線などもくっきりと写し出すことができます。

唐辛子と舌痛症

今年のノーベル医学生理学賞を受賞したデービッド・ジュリアス教授は温度センサーであり、カプサイシンという唐辛子の成分の受容体であるTRPV1チャンネルを発見しました。TRPV1は痛みと熱を脳に伝えます。

舌痛症は口腔灼熱症候群とも呼ばれ、痛みとヒリヒリとした熱感を感じる病気です。唐辛子を含む料理を食べると痛みが増すという患者さんがいます。TRPV1の働きを考えれば、なるほどと理解できます。

痛みはないが、唐辛子を含む料理を口にしたとたんに顔が熱くなってとてもおかしな感じになるという患者さんを現在治療しています。以前は唐辛子で特別反応することはなかったそうです。
ミントで舌が痛くなる患者さんもいます。こちらは冷たさを感じるTRPA1チャンネルが関与しています。

面白いことに、唐辛子で舌痛が和らぐという患者さんもいます。写真は皮膚用のカプサイシンクリームで、しもやけや筋肉痛の部分に塗ります。皮膚用のトウガラシチンキもあります。口腔内で使用が認められているものがないのが、つらいところです。