口臭検査 SDSテスト

SDS(自己評価抑うつ尺度)
口臭に関する深刻な悩みが増えています。口臭に悩む方は、自分がどの程度の口臭を持っているのか、また周囲からどう思われているのかを誰にも相談できないまま、出口のない自己問答を繰り返しがちです。不安を抱えた日々は、いうまでもなく生活の中から楽しみや笑顔を奪い、やがて強いストレスからうつ状態に陥ってしまう場合もあります。つまり口臭という身体的問題が、同時に心の問題をも生み出すのです。

そして、場 合によってはそれらの心理的ストレスが強い緊張感を引き起こし、結果としてますます口臭を強くさせてしまうという悪循環もみられます。ス トレスや緊張は交感神経を刺激し、その影響で唾液の分泌が低下、口臭が強くなるというメカニズムを持っています。つまり、心の問題が口臭を引き起こすともいえるのです。

このように、身体的な問題と精神的な問題が互いにリンクし合うことを「心身相関」といい、口臭治療では心理的・社会的な側面への考慮が必要不可欠となります。そこで、当院ではこれらの問題を的確に把握するため、「SDS(自己評価抑うつ尺度)テスト」を実施しています。

SDS(自 己評価抑うつ尺度)テストは「Self-rating Depression Scale」の略で、米国デューク大学のツアン教授らによって開発された、抑うつ傾向を評価するための指標です。20項目の質問に答えることにより、うつについての現状レベルを簡単かつ正確に知ることができます。

リグロス夏のLIVEセミナー

歯周組織再生剤「リグロス」を使用した歯槽骨再生術のセミナーです。第1回目は歯間乳頭温存術の術式選択、切開、縫合が話題の中心でした。歯槽骨を再生する際、術後に創部が裂開しないように注意する必要があります。もっとも裂開しやすい部位は歯間乳頭部なので、この部分が傷つかないような配慮が歯槽骨の再生量を左右します。

私が日常的に行っている歯周外科手術は、辺縁性歯周炎に対する歯肉弁剥離掻爬術、臨床的歯冠長の不足に対する歯冠長延長術、歯根面露出に対する根面被覆術です。歯肉弁剥離掻爬術の大半はリグロスを用いた歯槽骨再生術であり、その多くは簡易型歯間乳頭温存切開(Simplified papilla preservation technique.)と垂直マットレス縫合変法(Modified mattress suture)を用います。

スプリントで痛みが軽減する神経障害性疼痛

質問1
現在歯の神経性障害疼痛で漢方を3ヶ月飲んでますが痛みがあまり変わりません。前歯の1番2番の間らへんに痛みがあり1番は抜歯してありません。2番の歯も昔、歯根たん切除をしたりして決して良い歯ではありません。
なぜかマウスピースをいれると少し楽になるのでマウスピースを日中もつけてる状態です。マウスピースをつけると楽になるとか神経性障害疼痛でありえることなんでしょうか?そのような方はいらっしゃいましたか?実は2番が原因なのかもと悩んでいます。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
神経障害性疼痛と診断された前歯の痛みについて、神経障害性疼痛という診断が正しいか否か逡巡されているようですね。診断を下すためには、まず歯や顎骨、粘膜などに器質的な異常があるかどうかを確認する必要があります。また非歯原性歯痛の中には筋・筋膜性歯痛や神経血管性歯痛などの原因もあるため、これらの有無についても確認する必要があります。
さて、着目すべきはスプリント(マウスピース)を装着すると痛みが軽減するという点です。この事実は前歯の器質的な問題や筋・筋膜性歯痛の可能性を示唆しています。一方で前歯部に神経障害性疼痛による末梢性感作が生じており、スプリント装着によって神経への刺激が軽減されているとも考えられます。以上の点を鑑みると、やはり神経障害性疼痛が痛みの原因である可能性が高いと推察します。
質問2
返信ありがとうございます。本当にありがとうございます。少し追加で教えていただけたらと思います。本当に悩んでいるので宜しければ教えてください。
1. 神経性障害疼痛と診断され抑肝散とリッコウサンを処方されてますがあまり効果を感じられないのですが、やはりリリカとか副作用が強い薬のほうが早くよくなる可能性がありますか?
2. 神経性障害疼痛は非定型の中でも治りにくいのでしょうか。
3. マウスピースをずっとつけてるましになる感じで日中ずっとつけてますが外したときに痛みが倍増する感じです。神経障害疼痛でマウスピースをつける治療法とかはありますか?ずっとつけてるわけにもいかず。まだ痛くて前1番も歯をいれられてない状態です。
【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也
1. 神経障害性疼痛に対して最初に使用する薬剤が国際的に定められています。三環系抗うつ薬、あるいはリリカなどの抗けいれん薬が有効な場合が多くみられます。
2. 非定型歯痛(非歯属性歯痛)にはさまざまなものがあります。その中で神経障害性疼痛が特に治りにくいとも治りやすいともいえません。
3. 神経障害性疼痛と筋・筋膜性疼痛が合併している場合には、スプリント療法を行うことがあります。神経障害性疼痛が単独で存在する場合、一般的にはスプリント療法を行うことはありません。

抜歯後も改善しない歯の痛み

質問1
昨年の11月に以前の処置済の歯が痛くて、かかりづけの歯医者で見て戴いたが何もないとのこと、だけどあまりに痛むので総合病院の口腔外科で見て戴いたら膿らしきものがあり、大きい歯医者で抜歯した頂きました。抜いた歯は2mmほどの穴が開いていました。これが原因だったのかと思いましたが、痛みはロキソニン、ボルタレン、カロナールを処方されても取れませんでした。
現在総合病院の口腔外科で1カ月処方された漢方薬アコニンサン錠と追加で抑肝散料を飲み続けてますが、一向に良くなりません。歯の痛みと頭痛に一日中悩まされています。舌の上も白く荒れてます。余りの痛みに寝る前に眠剤を服用して寝てますがその時だけは痛みはありません。まだ次の診察日まで2週間以上あります。病名も原因もはっきりしません。このまま処方されるままに痛みに耐えながら生活するのが苦痛で仕方ありません。

【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
歯に穴が開いていたということですが、穴が開いていれば痛くなるのは当然でしょう。ただし、歯を抜いても痛みがなくなることなく続いているということは、歯に開いた穴自体が痛みの原因であったのか、ほかに原因があるのか、その点が判明しません。
元々痛みの原因が別にあり、今も取り除けていない可能性があります。また抜いた歯に問題があり、脳がその痛みを記憶して治らなくなっている中枢感作の疑いもあります。
従って、痛みの原因について再度詳しく検討する必要があります。中枢感作の場合は三環系抗うつ薬などの薬物療法が効果的です。
質問2
半年余り苦しんでおりましたが少し光が見えたように思います。現在、2種類の漢方を服用しておりますが、効いているようには思えず、歯痛、頭痛、今はふらつきもあります。1か月服用の漢方を途中でやめるのは、今かかっている先生の方針もあり、迷っております。今後の歯の治療もあり、奥のインプラントも治療途中なので、手をつけてもらえずの状態です。

サホライドとは

38%フッ化ジアミン銀溶液という無色透明の液体が、サホライドの正体です。この溶液中に38%の銀と5%のフッ素が含まれています。エナメル質や象牙質の主成分は、ハイドロキシアパタイトというリン酸カルシウムです。サホライドを歯の表面に塗布すると、ハイドロキシアパタイトからリン酸銀とフッ化カルシウムが作られ、これらが虫歯の予防や進行防止に役立ちます。
サホライドは1960年代に大阪大学歯学部で開発されました。当時は子どもの虫歯が急増し、治療が間に合わない状態で、従来の硝酸銀溶液やフッ化ナトリウム溶液による治療の効果も限定的でした。そんな時代に登場したサホライドは虫歯の進行を止める、いわば救世主だったのです。予防歯科が発達した現在では子どもの虫歯罹患率が著しく低下し、サホライドを使う機会は少なくなりました。

コロナ患者の歯科治療

日本口腔インプラント学会の学術講演会の内容が9月30日までの期間限定でYou Tube上に公開されています。コロナ患者に対して口腔外科手術や歯科治療を迫られる場合の感染防御対策などが解説されています。講師の星和人教授は整形外科から口腔外科に転身されたようです。

 

サホライド

虫歯の進行を瞬時に止める世界水準の薬サホライド
虫歯治療の原則は虫歯(う蝕)になった歯質を削り取り、生じた穴(歯質欠損)にレジンや金属、セラミックを充填し元の形に修復することです。ただし、小さなお子様や発達障害のあるお子様、心身に障害がある方は、通常の虫歯治療が難しい側面があります。また、高齢者にできやすい根面カリエスは何度削っても次々と再発するため、虫歯治療が間に合わないのが実情です。
このように治療困難な虫歯に対しては、削って詰める通常の虫歯治療とは別の視点による対処が必要となります。日本歯科保存学会やアメリカ歯科医師会の治療ガイドラインでは、サホライド塗布を推奨しています。サホライドを虫歯の表面に塗布すると虫歯菌が殺菌され、虫歯の進行がストップするのです。

厚生労働省によるオンライン説明会

近頃、Webセミナーをよく受講しています。多くはZOOMですが、今回の説明会はYou TubeでLive配信されました。内容はマイナンバーカードや健康保険証を使ったオンライン資格確認等に関するものです。本来、今年の四月から開始される予定でしたが、システム上の問題のため?、10月から本格導入されることになりました。

POs-Ca F

歯に含まれるカルシウムは常に唾液中に溶け出す一方、唾液中のカルシウムも歯に取り込まれる反応が生じています。これらの反応が同程度に生じて平衡状態が保たれることにより、歯が溶けることなく、常に丈夫な状態を保つことができるのです。

しかし、虫歯菌の活動が活発化して酸が多く作られると、カルシウムが溶け出す反応が強くなります。その結果、歯に穴が開いて虫歯が生じます。また、唾液中のカルシウムが少なくなるとカルシウムが歯に取り込まれる反応が弱くなり、やはり虫歯ができてしまいます。そこで歯にフッ素が取り込むと、歯が丈夫になってカルシウムが溶け出しにくくなり、結果的に虫歯ができにくくなるのです。

POs-Ca Fはカルシウムとフッ素がたっぷりと入ったチューインガムです。POs-Ca Fをよく噛むことで自然にカルシウムとフッ素が歯に取り込まれ、虫歯にならない丈夫な歯に変えていくことができます。

フッ素の利用

虫歯予防に対する4番目の取り組みは、虫歯に強い歯と体質を作り上げることです。ご承知の通り、歯の強さ・丈夫さには個人差があります。あまり歯みがきをせず歯垢がたまったままであっても、どんなに砂糖を摂ったとしても、虫歯が全くできない人がいます。その一方で、いわゆるエナメル質形成不全や象牙質形成不全などにより歯に弱点を抱える人がいます。これらの症状を持つ歯は結晶構造に乱れがあるため、虫歯菌の出す酸によって簡単に溶かされてしまい、虫歯になりやすいのです。