慢性痛患者の過去

小児期にどのような問題に直面すると慢性痛が生じやすくなるかを調べた研究です。イギリスのコホート研究で、調査対象者が7歳の時点で両親に質問紙に記入してもらいました。7571人の対象者が45歳の時点で慢性疼痛の有無を聞く質問紙に回答しました。慢性疼痛発症リスクをオッズ比で表現しています。

母親の死去   2.0倍
施設入居    1.7倍
経済的困窮   1.6倍
両親との離別  1.4倍
両親の離婚   1.3倍
家族のアル中  1.3倍

父親の死去は0.9倍で、慢性疼痛発症リスクは低くなります。

Jones, Gareth T., Chris Power, and Gary J. Macfarlane. “Adverse events in childhood and chronic widespread pain in adult life: Results from the 1958 British Birth Cohort Study.” Pain 143.1-2 (2009): 92-96.

慢性痛患者の過去

シコタンハコベ

摩周湖の近くで咲いていました。根室の沖合の色丹島で見つかったため、この名が付きました。ハコベに共通する特徴ですが、花弁は5枚ですが、花びらの中央が大きく避けて10枚に見えます。雄しべの葯がオレンジ色で目立ちます。

シコタンハコベ

シコタンハコベ

幼少時の体験

伊達久先生の考えでは慢性疼痛は幼少時の体験からかなり悪い影響を受けているとのことです。過活動
小さな頃にのんびりすることを許されなかった。てきぱきと行動しないと「自分には価値がない」という考えを刷り込まれた。学業や運動の成績が悪いと親に怒られた。いつも一生懸命努力するようになった。じっとしていると、幼少期の虐待やいじめの記憶がよみがえってくるので、いつも忙しくしている。
過剰適応
親のしつけが厳しく、なんでも「はい」といって言いつけを守るようにし、気に入られようとした。虐待やいじめを耐え抜くために、どのような理不尽なことでもこなすように努力した。
失感情症
厳しいしつけ、虐待、いじめを体験し、感情を押し殺すようになった。そのうち、自分の感情が自分でもわからなくなったり、人にうまく伝えられないようになったりした。
痛みの破局化
「痛みのことばかり考えてしまう」「実際よりも痛みを深刻にとらえてしまう」「痛みをどうすることもできないと考えてしまう」といった破局化という正しくない思考様式があります。このような思考様式は幼少時のつらい経験によって形成されやすくなります。
自己主張障害
支配的な親の言いなりになって、言いたいことが言えなくなったり、切れて攻撃的な物言いをしたりします。
同胞葛藤
親から差別されることで、不公平感を持ち続けたり、自己効力感が低下したりします。
愛着障害
親にかまってもらえなかったり、過干渉であったりすると、長じて人間関係に悩みやすくなります。人と交わることが怖くなったり、自分ひとりでいたくなったりして、良好な人間関係が作れません。

根尖病変の原因とは?

歯根嚢胞その他の根尖病変の原因は、根の先に棲みついた虫歯菌です。根の中や外側に塊で棲息する虫歯菌に対して、からだの抵抗力(免疫力)が働いて炎症反応が起こると根尖病変が発症します。その結果根尖病変ができてしまいます。また、糖尿病や人工透析などによりからだの抵抗力が低下していると、虫歯菌が顎の周囲の組織に侵入、血液中に入り込んで全身に拡がり、敗血症となって生命の危険が生じる事態となります。このような危機を避けるため、免疫力が虫歯菌を根尖周囲の狭い範囲に閉じ込めるのです。

歯根嚢胞、根尖病変って何?

虫歯が進行して歯の神経を侵し,根の先端部分(根尖部)にまで虫歯菌が達すると、根の外にまで病変が拡大していきます。また、根の周囲には顎骨および骨と歯をつなぐ靭帯(歯根膜)がありますが、虫歯菌感染により炎症が拡がると、これらの組織が破壊されて溶けてなくなり、根尖病変が生じます。根尖病変は、エックス線撮影により、根の先の黒い影としてはっきりと姿を現します。(右写真参照)歯根嚢胞は根尖病変の一種です。

咀嚼筋腱・腱膜過形成症

「えらが張っていて顔が四角い」「痛みがないのに口が開きづらい」というのが咀嚼筋・腱膜過形成症の特徴です。顎の上下運動を行うと動きにくく、前や横であれば正常に動きます。

この病気は咬筋や側頭筋、内側翼突筋など、閉口時に働く筋肉の異常によって生じます。筋肉の腱及び腱膜が異常発達して(過形成)硬くなり、筋肉が伸びなくなるため、口が開かなくなるのです。

治療方法には開口訓練と手術がありますが、通常のケースではまず開口訓練を行います。それでも改善しない場合は、硬化して動きの悪くなった咬筋や側頭筋を骨から切り離す手術を行うと、開口が可能になります。手術法には咬筋腱膜切除術、下顎角形成術、側頭筋腱切離術などがありますが、いずれの術後も開口訓練を継続する必要があります。

慢性疼痛の心理的評価

慢性疼痛に関連する心理的問題を評価するための自己記入式尺度がそれぞれ開発されています。

トロント・アレキシサイミア・スケール(The Twenty-Item Toronto Alexithymia Scale:TAS-20)
失感情症を評価するもので、20項目の質問からなります。各項目をそれぞれ1~5点で採点し、60点以上がアレキシサイミア、39点以下が正常です。

疼痛破局的思考尺度(Pain Catastrophizing Scale:PCS)
13項目からなり、各項目をそれぞれ0~4点で採点します。反芻(5項目)、拡大視(3項目)、無力感(5項目)に分かれ、それぞれを分析することも可能です。

疼痛自己効力感尺度(pain self”efficacy questionnaire : PSEQ)
10項目からなり、各項目をそれぞれ0~6点で採点します。

不公平感質問票 (Injustice Experience Questionnaire:IEQ)
12項目からなり、各項目をそれぞれ0~4点で採点します。

親密な対人関係体験尺度(ECR:Experiences in Close Relationships inventory)
愛着障害を測るものです。

愛着スタイル診断テスト
30項目からなり、各項目をそれぞれ1~7点で採点します。安定型、安定ー不安型、安定ー回避型、不安型、不安ー安定型、回避型、回避ー安定型、恐れー回避型に分類できます。

指の爪で上面を掻くと直接神経に触れる痛みです

物を噛んでも同様です。近所の歯科で以前のレジンをはがし削って再度レジン充填したのですが痛みはむしろ増してしまいました。その先生も困惑状況です。虫歯ではないとのこと。食い縛りの癖があるようで噛む力も強いようで、中でヒビが入ってこのようなことになっているのでしょうか。
辛く憂鬱な日々です。原因が明確でないため安易に神経治療はしたくないです。アドバイス頂ければ本当に幸いでございます。
回答
上面を触るだけで鋭い痛みが生じるということは、亀裂など何らかの原因で歯の神経に刺激が加わった結果、痛んでいるのではないでしょうか。確かに神経を抜かなければ治らないかもしれませんが、神経を抜かなくても上面を削ってかぶせ物を入れるだけで痛みがおさまる可能性もあります。

前歯にひびが入り、抜歯を勧められました

10年以上前に治療した前歯の根っこの歯が割れてしまい、時折、膿で腫れます。別の歯医者では差し歯を抜いて根を治療して、抜くかどうか?判断すると言われています。
(多分、インプラントを進められると推測しています)。一方、意図的再植をこちらから聞いてみたところ、どうせうまくいかないからうちではやらないとのスタンスです。
自分としては望みがあるのならば、できるだけ歯の根を残したいのですが、可能でしょうか?
回答
通常であれば歯根が破折した場合は抜歯しますが、破折した部分を接着することにより、抜かずに治せるケースもあります。接着はかぶせ物を外し破折部に接着剤を流し込みますが、それが難しい場合は一度歯を抜き、接着させた後元の位置に戻します。後者の方法を「意図的再植術」といいます。

ノジシャ

オミナエシ科ノジシャ属ノジシャ
猪名川町万善の道端で咲いていました。5枚の花びらの白い小さな花が密集し、背面の萼葉に包まれているようです。世界各地でサラダ菜として栽培されているものが日本に移入され、野生化しています。

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