歯根嚢胞は抜くしかありませんか

質問1

某大学病院にて数回に渡り根管治療後、フィステルが消失し、銀歯をかぶせてから半年経ち、フィステルが再発している状態です。3Dレントゲンによると歯根嚢胞がありました。年初に、次に再発したときは抜歯するしかない…と言われましたが、このような状態でも抜かずにすむことはありますでしょうか。
回答1

大学病院では抜歯以外に方法がないと言われたようですが、フィステルが再発した場合には再度根管治療を試みるという選択肢があります。その際には、歯科用顕微鏡を使用すると成功する確率が高くなります。以前の治療で顕微鏡を使っていない場合は、試みる価値があるでしょう。

他の方法として歯根端切除術と意図的再植術があります。一度検討されることをお勧めします。
質問2

お返事ありがとうございます。大学病院なのですが…担当医もできるだけ抜かないように、とは考えてくれているのですが、歯茎を切開して膿胞を摘出することは難しいと言われました。 また歯の根が複雑でそれを戻すことも難しいそうです。 再度根管治療してもらえないか、聞いてみますが、再々発もありえるのでしょうか。
回答2

残念ながら、再根管治療を行っても再々発の可能性はあります。

生活保護の医療扶助

生活保護の医療扶助
憲法25条で定められた生活保護には医療に関するものもあります。生活保護は生活扶助、教育扶助、住宅扶助、医療扶助、介護扶助、出産扶助、生業扶助、葬祭扶助があり、治療が必要となればその治療費は公費で負担されます。
生活保護受給者の歯科治の際には福祉事務所から医療券が送られてきます。多くの場合、医療文書の作成なしで治療を進められます。しかし、歯科治療の必要があるかどうかを「医療要否意見書」に記載するように福祉事務所から求められることもあります。

下顎の違和感について

1年程前から下顎に麻酔が切れかけるような違和感があり、時々顎の筋肉が下に引っ張られるような感覚もし、口を閉じるのが辛くなってきています。元々歯並び、噛み合わせも悪く舌には歯形が着いており、不快感から眠りも浅くストレスになってきているので御相談させて頂きました。よろしくお願いします。
回答1:口腔内科 樋口均也

現在ある症状の原因として2種類の問題が考えられます。まず、くいしばりによる筋・筋膜性障害、もうひとつは三叉神経の技である下顎神経に何らかの障害が生じている可能性です。

舌の歯型はくいしばりによるものと推察します。日中くいしばっている場合はスプリントと呼ばれるマウスピースのような装置を作り、使用する方法があります。

神経の障害によりしびれたような感覚が生じている場合は、神経に異常をきたしている原因を探して取り除く必要があります。症状に対する治療は抗うつ薬などの薬物療法を行います。
相談2: (43歳 女性)

お忙しい所ご返信ありがとうございます。凄く分かりやすく大変助かりました。このような時は何科を受診すればよろしいでしょうか?
回答2:口腔内科 樋口均也

顎関節症とは?

顎関節症とは口を開閉するときに動くあご(顎)の関節、すなわち顎関節に次のような症状が見られる病気のことをいいます。

顎が痛い(顎関節痛)
顎の関節で変な雑音がする
口が開かないなどの運動障害がある

これらの症状のうち、いずれかひとつでも該当すれば、顎関節症である可能性があります。ただし顎の骨折、顎関節の脱臼、打撲、感染、腫瘍、関節リウマチ、その他先天性の異常などがある場合は顎関節症ではありません。これらの病気ではないにもかかわらず、上記の症状が見られる場合を顎関節症といいます。

顎関節とは口を開け閉めしたり、物を食べたり話したり、また下顎を動かす関節でもあり、両耳のすぐ前方にあります。よく誤解されることですが、上顎を動かすことはできません。 ところで、下顎の最後部には下顎頭という細長い部分があり、これが回転しながら前方に移動することによって下顎が動きます。また、下顎頭の上にある頭蓋骨が窪んで下顎頭がすっぽりと収まる場所を、側頭骨の下顎窩といいます。つまり、顎関節は下顎骨と側頭骨という二つの骨からできているのです。 また、顎関節は関節包という靭帯と外側翼突筋で覆われ、内部の関節腔には関節円板、前部付着装置、後部付着装置、そして関節液などが入っています。

コメガヤ

イネ科コメガヤ属コメガヤ
大原野森林公園で見かけました。ぱっと見にはスズランに似ていて、イネ科の中では美しい部類です。

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歯科で治療する口腔疾患

この文章で紹介したのはいくつかの疾患や症状の治療経験です。具体的には肉芽腫性口唇炎、ドライマウス、歯科金属アレルギー、神経障害性疼痛、下顎歯肉癌の顎骨切除、顎骨切除後の再建術です。これらに対する歯科的な方法を紹介しました。

歯科で治療する口腔疾患

専用カウンセリングルームを設置

当院では、治療前のインフォームド・コンセント(説明と同意・患者様の自己決定権の尊重)を徹底して おります。

そのため診療室へご案内するまえに、専用カウンセリングルームにて患者様と十分な時間をかけて 向き合います。その際、患者様のお口の状態やご自身の問題点を、口腔内カメラと液晶モニターを使用 して視覚的にご覧頂いております。

歯科医と一緒に歯の状態を確認しながら、今後の治療について十分話し合い治療方針を決定します。 ご確認いただく液晶モニターでは、デジタルX線検査の結果や、治療の流れをアニメーションでご覧 頂けますので治療の全体像をより深く詳細にご理解いただけます。

このように、患者様の現在の問題点や、治療の方法をあらかじめご説明の上、ご理解が得られましたら 治療を開始いたします。もし不安なことやお悩みのことがありましたら、何でもお気軽にご相談ください。

無理して神経を残すとデメリットがありますか

はじめまして。「神経を抜いて、土台をたてて、かぶせものをする」ということで、すでに、「虫歯の部分を削って仮詰」です。今、痛くないし、充分、噛めます。今からでも、神経を残すことは、可能でしょうか?
今、無理して、神経を残して、その後、痛くなってから、「神経を抜いて土台をたててかぶせもの」をすると、なにか、デメリットがあるのでしょうか?「生きてる神経を抜くほうが簡単」で、「死んだ神経を抜くほうが難しい」のでしょうか?
「無理して、神経を残したとしても、すぐに、神経を抜いて土台をたててかぶせものをしなければならない状況になることが、予測される」場合は、「早めに神経を抜いたほうが、歯の根元部分は、長持ちしたり、『土台をたてて、かぶせもの』をした『もの』が、長持ちしたりする」こともあるのでしょうか?
回答
神経を残すことが可能かどうかは、現在の神経の状態で決まります。深い虫歯により神経は炎症を起こしますが、さらに大きな虫歯で炎症の回復が困難な場合には、神経を抜く必要があります。
無理して神経を残し、後から痛みが生じた場合は治療をやり直すことになります。
神経の生死による治療の難易度については、どちらも大差はありません。かぶせものを入れる前に、神経を抜くか否かに関する正しい診断が必要です。再治療は歯を削る量が多くなりがちで、歯を弱くしてしまうというデメリットがあります。

医療文書の書き方

耳鼻咽喉科・頭頚部外科の商業誌『JHONS』に昨年に続いて私の文書が掲載されました。「歯科で治療する口腔疾患」という題名の小文ですが、あまりにもありきたりな題名です。歯科では口腔疾患以外は取り扱わないので当然といえば当然の題名ですが、耳鼻咽喉科でも口腔疾患を取り扱うため、このようにしました。

 

この号の特集は「よくわかる医療文書の書き方」です。診療に関して紹介状、照会状、診断書、意見書、診療報酬明細書などの医療文書を書きますが、それぞれの文書にはそれなりに決まった書き方があります。ただし、頻繁に書く文書以外はその書き方にいつも戸惑います。

ゴフンゴケ

大原野森林公園で見かけました。顔に塗るおしろいに白い貝殻を砕いて作った胡粉があります。胡粉を木の幹の表面に塗ったように見えます。