抗うつ薬の鎮痛機序

抗うつ薬の鎮痛機序

慢性疼痛の治療に抗うつ薬がよく用いられます。抗うつ薬は脳内のセロトニン(5-HT)やノルアドレナリンといった神経伝達物質を増加させます。その後、脳由来神経成長因子(BDNF)の産生が増加し、神経細胞を修復することで抗うつ効果が生じます。一方で神経伝達物質の増加により、脊髄後角や三叉神経節に入る下降抑制系が賦活され、痛みを押えます。脳由来神経成長因子を介した内因性の鎮痛作用もあります。

 

Polyakova, Maryna, et al. “BDNF as a biomarker for successful treatment of mood disorders: a systematic & quantitative meta-analysis.” Journal of affective disorders 174 (2015): 432-440.

ニガナ

キク科ニガナ属ニガナ
猪名川町万善の道端で咲いていました。黄色い舌状花が5枚付き、黒と黄の雄しべも5本出ています。茎を切ると苦い汁が出るため、苦菜の名が付きました。

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マルバネコノメソウ

ユキノシタ科ネコノメソウ属マルバネコノメソウ
茨木市下音羽の草むらで咲いていました。ネコノメソウの仲間で萼や葉が丸いことから丸葉猫の目草の名が付きました。萼は緑色で葉は対生、茎に毛が生えることが特徴です。

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キバナキセワタ

キバナキセワタ
神戸市立森林植物園で咲いていました。漢字で書くと「黄花着せ綿」となり、黄色い花が輪になって下を向いています。

ヤマユリ

ユリ科ユリ属ヤマユリ
金剛山の登山道で咲いていました。花びらの中央に黄色い筋が入り、赤紫色の斑点が散らばっています。

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精神医学セミナー

日本口腔顔面痛学会では、会員向けのセミナーが毎月1,2回のハイペースで開催されています。コロナの時代となり、セミナーもWEBで開催されるようになりました。

精神医学セミナーは今回が2回目ということで、講師は伊達久先生(仙台ペインクリニック)です。2018年に日本疼痛学会、日本運動器疼痛学会、日本口腔顔面痛学会、日本ペインクリニック学会、日本ペインリハビリテーション学会、日本慢性疼痛学会、日本腰痛学会が『慢性疼痛治療ガイドライン』を作成しました。伊達先生は慢性疼痛治療ガイドライン作成ワーキンググループ.の委員長を務められました。

このセミナーでは先生の臨床例の紹介はなく、国内外の論文などもほとんど紹介されませんでした。心理学や精神医学をよく知る歯科医療関係者が少ないということもあり、心理学用語の解説に終始する入門講座でした。

ファーストバイトシンドローム

食事の一口目にズキッと顎が痛む症状のことです。なぜ痛むのかというと、下顎の後ろにある耳下腺という唾液腺から急激に唾液が分泌されるためです。耳下腺には唾液が蓄えられていて、ものを食べようと口を動かすと導管を通って口の中に唾液が出てきます。

唾液は口の動きに伴って自然に出てくるだけでなく、レモンや梅干しのような酸っぱい食べ物を連想するだけでも出てきます。このように唾液の分泌をコントロールしているのが自律神経で、交感神経と副交感神経の両者が共同して耳下腺から唾液が出る量とスピードを調節しているのです。従って、ファーストバイトシンドロームとはこの調節が崩れ、一気に唾液が出ようとして導管が無理に押し拡げられたために痛みが生じたものです。この現象は一口目に顕著で、二口目以降は軽減していきます。

ファーストバイトシンドロームはのどの横の副咽頭間際にある腫瘍を切除したり、耳下腺の手術をしたりすると起こりやすいとされています。この部分を通る交感神経が傷つくと耳下腺の筋上皮細胞に「除神経性過敏」という現象が起こって痛みが生じますが、本当に痛みを感じるのは顎関節ではなくその下方にある耳下腺の部分ということになります。

ファーストバイトシンドロームに対しては通常の痛み止めは効果がなく、抗けいれん薬(テグレトール)や抗うつ薬(トリプタノール)が用いられます。

ファーストバイトシンドロームと同時発症しやすいのがホルネル症候群です。これは縮瞳(瞳孔が小さくなること)や眼瞼狭小(上まぶたが下がり、下まぶたが上がって目が小さくなること)、顔面の発汗の低下が特徴で、ファーストバイトシンドロームと同様に交感神経が傷つくことによって生じます。

ヤマヒヨドリ

キク科ヒヨドリバナ属ヤマヒヨドリ
箕面市外院の道端で咲いていました。葉の基部が幅広になることが他のヒヨドリバナやフジバカマとの違いです。

 

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顎関節症と間違えやすい病気

顎関節症の主な症状は顎関節の痛みと雑音、開口障害です。このような症状があれば顎関節症である可能性が高いといえますが、時には別の病気の場合もあります。顎関節症と間違えやすい病気にはさまざまなものがあり、その一部を下記に記します。

ファーストバイトシンドローム
咀嚼筋腱・腱膜過形成症
舌咽神経痛
筋突起過形成
副咽頭間隙への腫瘍浸潤
咀嚼筋間隙に進展した歯原性膿瘍
側頭動脈炎
破傷風
顎関節強直症
顎放線菌症
滑膜性軟骨腫症

キハギ

千早赤阪村の金剛ロープウェイの乗り場の近くで咲いていました。ハギの仲間に共通して見られる蝶形花ですが、キハギの花の色は赤紫、青紫、白が混じってカラフルです。
キハギ
キハギ